(#$0B) ああ秋葉原

こっそり週刊ペースでやってきたこのコーナ、先週はサボってしまいました。
それはともかく先日、マイクロキャビンの「マリオネットカンパニー」(マリカンと略します)というゲームをプレイしました(ドリームキャスト版)。
世間では2が出ているご時勢に、1の方をやるのがおいららしいですな。
マイクロキャビンといえば、私としては『マイクロキャビン四日市』でして、「宝ビルアドベンチャー」のメーカとして認識していまして(いまだに)、このコーナのネタにもなり得るのですが、今回は違う話題で。
「マリカン」は1970年頃の日本をベースにした近未来(笑)が舞台で、ロボット工学が非常に発達していて、一見人と区別のつかないロボット(マリオネット)があたりまえのように存在し、自分でパーツを組み立ても可能という、エヴリデイ・マジック的な面白さもある設定になっています。
このマリオネットのパーツを集中的に取り扱っている街が『光沙』(こうさ)で、ここがかつての秋葉原を彷彿とさせてくれるので、非常に印象的でした。
私が秋葉原に行きだしたのは1970年代後半なのですが、その頃はまだ通りに面してパーツ屋さんが並んでいて、私たちの創造力をおもいきり刺戟してくれたものです。
1980年代前半にパーソナル・コンピュータがブームとなって、パーコンを扱う大規模の店舗が多くなっていくうち、その次はソフマップがはびこってきて(笑)、だいぶ秋葉原も変わってきたなと思っていたら、今度は成年向け同人誌販売店の街と化してきていました(爆)。
それだけの変革(そう変わってもいないか?)を受け入れるだけの度量を持った不思議な区画とも言えるし、そうしないと生き残っていけなかったというシビアな現実もあったかと思いますが、おいらの趣味のヴェクタ(ベクトル)内という笑えないオチがついています……。
ただ、街が持つ「わくわく度」に関しては昔の方が高かったかなーと、ロートル的な感慨を持ちながら、「マリカン」の光沙の街を、目を細めて歩いた私でした。


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